「住んでよかったと言える地域づくり」を大きな目標とし、活動を行っています。この大きな目標は、平成7年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」の中で高須自治協議会を中心とした「災害対策本部」の諸活動のひとつに「高齢者に水を配る」活動を行っている中で、ある女性が言われた言葉です。
水道・ガス・エレベーターが停止する状況が1カ月続きました。給水の支援は当初、中学校単位で行われましたが、その女性は高齢で一人暮らしをされており、近隣に身寄りもいないとのことでした。水配りは、小学生・中学生を含むこの地域内のボランティアで毎日行われ、20Lの重たい水を山岳部のように背中に担ぎ階段を登っていく作業でした。
水道が復旧した後、ある女性が高須公民館に設けられていた災害対策本部を訪ねてこられました。そして、彼女曰く、「心細く、不安でいっぱいな中で、毎日自治会(自治協)の方が水を持って訪ねてこられました。
私は一人ですが、本当にこの団地に住んで良かったと思っています・・・・。」
武庫川団地自治会として課題はたくさんありますが、この目標に向かって本年も進んでいきます。
武庫川団地自治会 会長 橋本宗樹